HAX kernel module is not installed!＠Android Studio

Android Studioなるものを使ってみようとセットアップしたはいいが、デバック実行しようとするとエラーが出て起動しない。
環境はWindows8.1 64bit版です。

emulator: ERROR: x86 emulation currently requires hardware acceleration!
Please ensure Intel HAXM is properly installed and usable.
CPU acceleration status: HAX kernel module is not installed!

HAXM(Hardware Accelerated Execution Manager)がインストールされていないとのこと。
HAXMをインストールする手順は以下の通り。

1. Android Studioから[Tools]-[Android]-[SDK Manager]からSDK Managerを起動する。

2. SDK ManagerのExtrasからIntel x86 Emulator Accelerator (HAXM installer)を選択した状態で、[Install Packages...]からインストールを実行。(これだけではインストーラがダウンロードされるだけなので、次の手順でインストーラを実行する必要があります)
3. 以下のフォルダにインストーラ(intelhaxm-android.exe)がダウンロードされているので、これを実行してインストールを行います。
C:\Users\XXX\AppData\Local\Android\sdk\extras\intel\Hardware_Accelerated_Execution_Manager (XXXはユーザ名です。)

問題は、この先。うちの環境では、intelhaxm-android.exeを実行するとエラーが発生しました。

This computer does not support Intel Virtualization Technology (VT-x). HAXM cannot be installed. Please refer to the Intel HAXM documentation for more information.

こんな感じ。


うちのPCはちょっと古いんですが、Intel Core i7-2600K と ASUS P8P67 DELUXEの組み合わせ。
インテル バーチャライゼーション・テクノロジー (VT-x)に対応しているはずです。
BIOSで確認してみても、Intel Virtualization Technologyは有効になっています。


色々と試行錯誤すること半日。やっと理由がわかりました。
HAXMはHyper-Vとの同居ができないようです。どうもHyper-Vを有効にしたままだと、HAXMがインストールできないようです。どちらも仮想化の仕組みで同時には動かせないらしい。
Hyper-Vを無効にする方法は以下の手順でできます。

1. [コントロールパネル]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効かまたは無効化]を選択。
2. [Windowsの機能]ダイアログからHyper-Vのチェックを外せば、Hyper-Vを無効化できます。ちなみにOSの再起動が必要です。

Hyper-Vを無効化した状態であれば、HAXMがインストールできるようになって、Android Studioからデバックも可能になります。