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W3C Web統合検証ツール [Web]

W3C 統合検証ツール「unicorn」をローカル環境で動かすためのインストールメモ

環境は、以下のとおり。とりあえずWindows7でも動きました。
OS:Windows 7 Pro 32bit
Java:jdk1.6.0_20
Ant:apache-ant-1.8.1
Tomcat:apache-tomcat-6.0.29
unicornは、JavaのWebアプリなので、WindowsでもLinuxでも動くと思います。
まずは、ソースコードをとってきます。unicornのソースは、Mercurialのリポジトリなので、ここから、MercurialのWindowsバイナリをとってきて、インストールします。
インストールできたら、適当なフォルダでソースを取得。
hg clone https://dvcs.w3.org/hg/unicorn
実行すると、カレントディレクトリにunicornフォルダが作成され、ソースコードが取得できます。
unicorn\readmeにインストールと実行方法が書かれているので、これを参考にします。
はじめはAntを使って、「Ant war」してたのですが、いちいちjarファイルが無いとかなんとか怒られます。
よくよくbuild.xmlの中身を見てみると、ivy(依存関係管理ツール)とやらを利用して、「Apache Maven」リポジトリから必要なライブラリをとってきてくれるタスクがあるらしい。
というわけで、ここからivyのjarファイルを取得して、%ANT_HOME%\libの下におきます。これで、Antからivyを利用することができるようになります。

さらにunicornのサイトを見ていると、とりあえず使いたかったら、以下のコマンドを叩けとあります。
ant retrieve generate_observer generate_tasklist default_conf war
こいつを叩いてやると意外とすんなり、unicorn\distフォルダにunicorn.warファイルが作られました。
(ivyなしで、antでちまちまやってると、いろいろ面倒なので、ivyを使うことをお勧めします。)

あとは、Tomcatのwebappsフォルダにunicorn.warを置いてやるだけでいいのですが、その前にTomcatを起動するJVMのオプションに-Dunicorn.homeの値を設定してやる必要があります。
unicorn.homeは、Tomatにデプロイしたunicornのホームディレクトリです。(具体的には、-Dunicorn.home=(Tomcatインストールフォルダ)\webapps\unicorn)

TomcatのJVMにオプションを渡すには、いろいろ方法はありますが、Tomcatを手動で起動しているなら、起動するコマンドプロンプトで、set CATALINA_OPTS=-Dunicorn.home=(Tomcatインストールフォルダ)\webapps\unicornしておくか、Javaのコントロールパネルで、JVMのランタイムパラメータに追加してしまうか、もしくはcatalina.batに直接記述するなどして、適当に渡してください。
unicorn.homeはlog4jなどで使われていて、ログの出力先を指定するために使用しています。

以上で準備完了です。
unicorn.warをTomcatのwebappsフォルダに置いた状態でTomcatを起動すれば、自動的にwarが展開されて自分のTomactのURLにアクセスすると、Unicorn - W3C 統合検証サービスをローカル環境で利用できるようになります。
http://localhost:8080/unicorn



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